2015年04月02日
(続) 白昼夢
ご機嫌いかがですか。
準会員の亀谷です。
新年度を迎えましたね。
ちょうど今、引越しシーズン真っ只中。
ボクが幼い頃、生家の建て替えをした際の引越しに、少々苦い思い出が...
そうそう、古い家を立て壊し、更地を見ると、
「こんな小さな敷地で暮らしてたんだ...」
そう感じました。
しかし建物が建つと更地の印象より、ずっと広く感じますね。
あれ、不思議です。
閑話休題
建て替え前の古い家には足踏みミシンと3本足と4本足の丸椅子が1脚づつありました。
その古ぼけた丸椅子にとても愛着を感じていたボクは、引越しの際に新しい家に一緒に連れて行くか随分悩みました。
しかし新居での新生活をひかえて浮かれてしまったのですね。
「心機一転っ!!」
そう、思ってしまったんです。
そしてよりによって廃棄する事を選んでしまうなんて...
あぁ...
なんて愚かなんでしょう。
あの丸椅子たち、つれて行くべきでした。
あの時失ったあの子らは、もう二度と帰ってこないのです。
イワユル著名なデザイナーの作品な訳でも無い、ただの丸椅子。
ジャンルで言えば亀の子束子や自在ホウキみたいな荒物の類ですよ。
だけど古道具好きのボクとしては、荒物だからこそ惹かれてしまうのです。
思いは募り、やがて機は熟しました。

以前このブログでドアノブを制作したエピソード http://icokinawa.ti-da.net/e4501953.html を綴りましたが、インドネシアで制作したのはドアノブだけではなく、この丸椅子も作って頂いたのです。
それにしても海外へ制作を依頼するって、やはり難しいものですね。
4回の試作を経て、ようやくここまでこぎつけました。
コケシや、野球のバットを作る要領で作られる道具って、昨今ほとんどみかけなくなりましたが、そんな中でこの丸椅子はなかなか雰囲気良く出来たなと自己満足に耽っています。
こんな小さな家具を移動図書館のような車に乗せて、まるで焼き芋でも売るように売り歩いてみたいですね。
そして桜舞い散る木造校舎の傍で車をとめて、お客様を待つのです。
どうも妄想が止まりません。
そもそも現実に戻る気が、どうやらボクには無いようです。
準会員の亀谷です。
新年度を迎えましたね。
ちょうど今、引越しシーズン真っ只中。
ボクが幼い頃、生家の建て替えをした際の引越しに、少々苦い思い出が...
そうそう、古い家を立て壊し、更地を見ると、
「こんな小さな敷地で暮らしてたんだ...」
そう感じました。
しかし建物が建つと更地の印象より、ずっと広く感じますね。
あれ、不思議です。
閑話休題
建て替え前の古い家には足踏みミシンと3本足と4本足の丸椅子が1脚づつありました。
その古ぼけた丸椅子にとても愛着を感じていたボクは、引越しの際に新しい家に一緒に連れて行くか随分悩みました。
しかし新居での新生活をひかえて浮かれてしまったのですね。
「心機一転っ!!」
そう、思ってしまったんです。
そしてよりによって廃棄する事を選んでしまうなんて...
あぁ...
なんて愚かなんでしょう。
あの丸椅子たち、つれて行くべきでした。
あの時失ったあの子らは、もう二度と帰ってこないのです。
イワユル著名なデザイナーの作品な訳でも無い、ただの丸椅子。
ジャンルで言えば亀の子束子や自在ホウキみたいな荒物の類ですよ。
だけど古道具好きのボクとしては、荒物だからこそ惹かれてしまうのです。
思いは募り、やがて機は熟しました。

以前このブログでドアノブを制作したエピソード http://icokinawa.ti-da.net/e4501953.html を綴りましたが、インドネシアで制作したのはドアノブだけではなく、この丸椅子も作って頂いたのです。
それにしても海外へ制作を依頼するって、やはり難しいものですね。
4回の試作を経て、ようやくここまでこぎつけました。
コケシや、野球のバットを作る要領で作られる道具って、昨今ほとんどみかけなくなりましたが、そんな中でこの丸椅子はなかなか雰囲気良く出来たなと自己満足に耽っています。
こんな小さな家具を移動図書館のような車に乗せて、まるで焼き芋でも売るように売り歩いてみたいですね。
そして桜舞い散る木造校舎の傍で車をとめて、お客様を待つのです。
どうも妄想が止まりません。
そもそも現実に戻る気が、どうやらボクには無いようです。
Posted by 管理人@IC沖縄 at 23:55│Comments(0)
│日々の気づき