沖縄県インテリアコーディネーター協会

ご機嫌いかがですか。
準会員の亀谷です。

毎日、蒸しますね。
雨で道は混むし、服は濡れるし、洗濯物は乾かないし...
皆様におかれましてはさぞかし不快指数マックスの事でしょう。

大きな声では言えませんが実はワタクシ、梅雨を心待ちにしていたのです。

と、言いますのもかねてより、梅雨どきに苔盆栽を作り直そうと思っていたのです。
まぁ 梅雨でなきゃいけない訳ではないのでしょうが、湿度が高い方がなんとなく植物に優しいような気がしたので。

もともと苔好きだった訳でも盆栽好きだった訳でも無いのですが、数年前に埼玉県の盆栽町へ行った事がきっかけに作ることになったのです。


盆栽町
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%86%E6%A0%BD%E6%9D%91

「1925年（大正14年）ごろ、東京から初めの数件が移り住んで盆栽育成に努力すると、地元の業者や愛好者も刺激されて移り住むようになり、1928年（昭和3年）には盆栽村組合が結成され、以下のような住民協約が結ばれた。

①　ここに居住する人は、盆栽を10 鉢以上をもつこと
②　門戸を開放し、いつでも、誰でも見られるようにしておくこと
③　他人を見下ろし、日陰を作るような二階家は作らないこと
④　ブロック塀を作らず、家の囲いはすべて生け垣にすること」




友人に行こうと誘われた時、てっきり彼は適当な事を言ってると思っていたのですが、現実に存在してる事に驚きました。





美しい町ですね。
街路樹ひとつ取ってみても苔むして、それはそれは趣のある町並みです。

記念に小さな盆器（鉢）を1つ求めたのですが、盆栽の事などさっぱり解らないので、ひとまず苔盆栽にしてみました。





サイズはちょうど紅芋タルトくらい。
出来上がると、なんだか愛おしくなってきました。

だがしかし、それがですよ、
なんとも悲しい事に大粒の雨に打たれてボロボロになってしまったのです。





さらに不幸は続きます。
突風に煽られて、コンクリートの上に落ちて粉々になってしまったのです。

それはそれは悲しかったぁ...

それでも気を取り直して、欠片を拾い集めて漆で接いでもらいました。





みつからなかった欠片はそのままに。
だけどソコがなんだか良い感じ。

金継ぎにしたらもっと良かったかもなぁ。
だけど、結構な金額するんだよなぁ...

しばらく道路脇の苔コロニーに手を出そうかと悩んでましたが、今回は奮発して苔を通販で求めて作ってみました。





うぅ...
初回に作った物の方がうまく出来ていたような...


長く険しい苔盆栽の道。
楽しい工夫と研究の日々は、まだまだ続きます。