沖縄県インテリアコーディネーター協会

７月２日に行われたスキルアップの会の報告です。
今回は『アートとインテリア』をテーマに前半は、画廊沖縄オーナーの上原さん、スタッフの田原さんに沖縄の美術史と作家についてのトークセミナー、後半はアートをテーマに空間コーディネートを実践するワークショップを行いました。

この日に集まった会員は１３名。乗り合いなどのご協力ありがとうございました。
右に写っている方が上原さん。戦前の琉球画から戦後のニシムイと言われた美術村の画家、現代の沖縄のアーティストまで幅広く沖縄の美術のお話をしていただきました。
上原さん独自の見解と、実際にあった作家さんとのエピソードを交えたお話、田原さんの沖縄のアーティストの作品を地産地消で浸透させたいという考えに、お二人の沖縄の美術を支える熱意が伝わってきました。

後半のワークショップでは沖縄を代表する画家、大嶺政寛氏のグループと、現在世界でも注目されている現代アーティストの照屋勇賢氏のグループに分かれ、準備した椅子、布地、植栽を使い、普段は機会の少ないアート作品を主軸に空間コーディネートの実践をしていただきました。

大嶺氏のグループでは重厚感のある作品のイメージから、『中尾彬の自宅』というテーマ、照屋氏のグループでは『彼をリスペクトする若者』とテーマがそえられ、それぞれのコーディネートの説明をしてもらいました。

限られた時間の中で作品を所有する人物像まで考え、完成させた参加者のみなさんにプロ意識を感じたのと、楽しんでやっていただけたのかなと主催者側はホッと一安心でした。

今回は準備も大変でしたが、ご協力いただいた方がいたからこそ出来た企画でありました。

椅子をご提供のモジュールさん、カーテンをご提供のタマイチさん、植栽をご提供のプランタドールさん、搬入も搬出もして頂きありがとうございました。

そしてお忙しい中、会のために企画に賛同して頂いた画廊沖縄さん、ありがとうございました。