2021年05月17日

祝!やんばるの森世界遺産へ!~「おきなわの木」でつくってみました

皆さんこんにちは。
おきなわ建築Webの新里です。

やんばるの森や西表島が世界自然遺産に認定されることが確実となりました。
よかったな~
近年は沖縄県産木材のプロジェクトに関わらせていただいたこともあり、
沖縄県産の木材「おきなわの木」や、沖縄の森林、林業に関する知識も増えました。
また、木工の作り手さんたちとこれまでよりも多く知り合うことができました。
そんなつながりの中から、
このほど「おきなわの木」を使用した木のおもちゃの製品開発をはじめました。
木工アートピース

木工アートピース2

木工アートピース3

デザインは、30年以上前からウージ染や木工、やちむんなど沖縄工芸の振興やデザイン指導、製品開発などに関わるなど、沖縄とも縁の深い大ベテランデザイナーの神戸憲治さん。
製作は、八重瀬町世名城にある「木の工房 楽樹」の岩田望美さん。
私はディレクションを担当しています。

神戸さんの実績については簡単にご紹介するのは難しいですが、大手玩具・教材メーカーで玩具や子供向け家具などの開発に携わられていた方で、木のおもちゃの実績も多くお持ちです。現在は台湾の大学と共同で子供向けの製品開発にも取り組んでいます。
今回は、神戸さんがデザインされた小さなおもちゃの中から、いくつか選んでおきなわの木で製作することにしました。

ご存知かもしれませんが、沖縄県外ではスギやヒノキといった木材が一般的ですが、
沖縄ではスギやヒノキは採れません。
リュウキュウマツやイタジイのような亜熱帯気候特有の樹種が一般的で、
ほかにも本当に多くの樹種が生育しています。
それらはどれも個性的で魅力も大きいのですが、クセが強い木材ばかりなんです。
スギやヒノキと同じような大きさや厚みを実現しようとすると、曲がりやゆがみが生じたり、重量が重すぎてしまったり。やってみて知ることもたくさんありました。
木そのまま、木目の違いや色の違いを組み合わせたりしながら、楽しく進んでいます。

3月末~4月末までに製作担当の岩田さんの高度な技術と頑張りで実現できたものを、
GW期間中に開催された「楽樹展15」(5月1日~5月4日)にて試販!
コロナ禍という状況下もあり、静かでの~んびりしたイベント期間でしたが、
ご来場いただいた皆さまにはイイ感じでご紹介することができたのではないかと思います。

工房

ひつじ看板

ブランコと女の子

木工アートピース4

引き続き、「木の工房楽樹」のギャラリーにて展示販売中なので、よかったらご覧ください。
楽樹さんが参加するイベントでも販売します。
(『木の工房 らっき~展』in土~夢 6/10~6/22 糸満市・ごはんcafe土~夢)

今後もよんな~続いていく予定で、家具も構想中です。
世界遺産の森で育った貴重な県産木材を大切に生かしていけたらと思います。



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Posted by 管理人@IC沖縄 at 10:00│Comments(0)イベント情報
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