沖縄県インテリアコーディネーター協会

はじめまして。
株式会社トミタの広報を担当しています宮本勝利と申します。
どうぞよろしくお願いいたします。

さて、株式会社トミタですが、事業として壁紙、インテリアファブリックス、
インテリアアイテムの貿易及び販売をしており、おかげさまで来年100周年を迎えます。
今回は、今年9月に発表したばかりの『ORI（オリ）』という織物壁紙コレクションをご紹介をいたします。

皆様は日本の国産壁紙出荷量のうち、ビニールやプラスチック系の壁紙が
約99%を占めているという事実をご存じの方も多いことでしょう。
弊社は、大正時代の創業当初から掛け軸などの金襴緞子・襖紙を扱ってきた経緯から、
織物に対しては並々ならぬ想いがあります。
織物風のビニールやプラスチック系の壁紙ではない、
本物の織物でできた壁紙に親しんでもらうため、
今回3年ぶりに自然素材を中心とした織物壁紙『ORI』を企画し発表いたしました。

次世代に残したいタイムレスなコレクションとして、
サスティナビリティにも配慮した自然素材を主に使用し、
それを日本の確かな技術で作られた織物と、伝統的なハンドクラフトによる海外の織物をもとに、
26種類57点で構成しております。

ORI TRID-001(左)／TRI-5516(右) (株)トミタ

最初にご紹介するのは、リネンの糸を1200本以上使用する縦糸整経壁紙に、
デジタルプリントを施した壁紙(画像左)です。タテ糸のリネンの素材感はそのままに、
自然の風景を思い起こさせるプリントを調和させました。この壁紙は見るたびに、
違った風景を見ることができ飽きることがない、とお客様からも好評を得ております。
「TRID-001」
画像右は、タテ糸にリネンを使用した縦糸整経壁紙です。「TRI-5516」


ORI TRI-5502(左)／TRI-5501(右) ㈱トミタ

左側の壁紙は、フィリピン・ボホール島で育っている、ラフィアヤシの葉部分などを手で割いて糸にし、同じく手で繋ぎ合わせて手織りした織物壁紙です。天然繊維を使用していることから、色や密度が異なり、また繊維の結び目や横段などがとても良い味わいになっております。
海沿いにあるヴィラやコテージのリビングルーム、寝室に似合いそうです。
「TRI-5502」撥水加工済み

右側の壁紙は、熟練の職人しか扱えない極細のシルクの生糸をタテ糸に使い、
アバカ繊維（マニラ麻）から手加工でつくった糸をヨコ糸に使用し手織りで仕上げています。
一日にできあがる織物の長さは2～3ｍで、フィリピンの伝統衣装を作る地区で織られています。
シルクの光沢感が美しい壁紙です。「TRI-5501」撥水加工済み


ORI TRI-5512(左)／TRI-5511(右) ㈱トミタ

タテ糸、ヨコ糸ともに紙糸を使用した織物に、シルバーメタリックの紙を貼り合わせて、
表面に水性顔料プリントで着色をした紙布壁紙です。
糸の形状による不均一な色の見え方と凹凸感が特徴で、
独特の質感と奥行き感が楽しめる壁紙です。「TRI-5511」「TRI-5512」

これらのほかにも、長年、織物壁紙に携わってきたトミタならではの美しく個性的な壁紙を揃えております。詳しくは弊社HP『ORI』をご覧ください。
すべて国内在庫品で、防火性能は不燃または準不燃、中心価格帯は￥3,261/㎡～￥5,979/㎡です。

インテリアに関わる皆さんに植物の繊維を糸にして織られた織物がもつ、色や太さが異なる独特の風合いと味わいにぜひ親しんでいただき、お客様にご案内していただけますと幸いです。

新コレクション発売に伴い、自然素材でできた織物壁紙の風合いや感触をお楽しみいただけるイベント『ORI物語～behind story～』を12月10日まで、福岡デザインスタジオLASO、東京・大阪ショールームにて開催しております。
お近くにお越しの際は、ぜひお越しください。

『ORI物語～behind story～』
■開催期間：2022年9月13日（火）～2022年12月10日（土）
■時間　　：10:00～18:00　予約制
■会場：
福岡　デザインスタジオLASO
ご来店予約・お問い合わせ先
TEL. 090-8013-2048（伊藤）・080-3526-5270（内藤）
3日前までのご予約をお勧めいたします。
※土日祝日はお休みをいただいております。

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