東京インテリアツアー2023

管理人@IC沖縄

2024年01月22日 10:00

TOYO KITCHEN STYLEの花城です。

先日3日間かけて沖縄インテリアコーディネーター協会の方々数名と
東京インテリアツアーを企画し上京してまいりました。

南青山のインテリアショップを中心に沖縄では普段見ることのできないハイグレードなインテリアやキッチンをスタッフの方にアテンドしていただき見学して参りました。

目的
・お客様へご提案の際の説得性の向上
・各ブランドのスタッフアテンドによるより専門性の高い情報収集
・JAPANTEX2023開催に合わせてトレンドや動向調査

訪問ブランド
Minotti / interiors / tomita TOKYO / TOYO KITCHEN STYLE / moooi / Kartell



1日目
e interiors / https://www.interiors-inc.jp/
情緒あるレンガ造りの古い建物をリノベイトし、時代に左右されない本質をイタリア人建築家ピエロ・リッソーニがデザインしました。
家具・キッチン・バス・収納・アート・生活雑貨に加え、床壁装飾用の天然石やタイルなど
トータルコーディネートができる幅広いラインナップを揃えています。

















moooi TOKYO / https://www.instagram.com/moooi_tokyo/
他にはない唯一無二デザインを創造するオランダのインテリアブランドmoooi。

moooiといえば照明をイメージする方も多いと思います。
特徴的なのがLED光源の特色を生かした配線の見えない『エレクトロサンドイッチ』というmoooiが特許を取った技術です。
これにより今まで見たことのない幻想的で数学的な照明が数多く生まれています。

またmoooiはカーペットでも有名です。日本規格120色をゆうに超える690色を使用して、まるで絵画のようなカーペットをクリエイトしています。
シンプルな家具でもカーペット一枚で華やかな印象に変わります。
また毛の密集度も高いためゴミが入りづらく、コロコロでのお手入れで大丈夫です。
moooi東京ショールーム入り口のカーペットは10年ぐらい置いてますが、状態の綺麗さに驚きました。












Kartell TOKYO / https://www.instagram.com/kartell_tokyo/?hl=ja
色とりどりのカラフルなインテリアを揃えるカルテル。
かつては工業製品だったプラスティックをおしゃれなインテリアに昇華させてイタリアを代表するインテリアブランドとなりました。
照明、テーブル、チェア、ソファ等様々な取り扱いがありますが、今回一番興味を持ったのがダイニングテーブルです。
一般的な直径120cmのテーブルではなく128cmとしたり、オーバル型の最大8人がけのテーブルは幅192cm奥行き118cmと他にないこだわったテーブルを生み出しています。
それによりテーブルの中心に大皿が置きやすく、1人の使用面積の確保がしやすくなります。
沖縄のショールームにも展示がございますのでぜひ実際にご体感ください。




TOYO KITCHEN STYLE TOKYO / https://www.toyokitchen.co.jp/
7月にリニューアルオープンをし、数々の著名人をお招きした東京ショールームは更に見応えのある空間になっていました。





TOYO KITCHEN STYLEのキッチンの特徴は作業動線を徹底的に考えたゼロ動線キッチン
キッチンを浮かせたことで機能面、衛生面、意匠性を実現したさせたエアフロー
シンク内で洗う、切る、盛り付けるの全ての作業が完結するパラレロシンク


また今回新しく発売された「SY」という本物の大理石の大理石の芯の固い部分のみを使用して作られたキッチンはアートのようでした。



スタッフの方からVIPルームでシャンパンのおもてなしをいただきながら、4月にイタリアで開催された世界最大の家具見本市「ミラノサローネ」の様子を動画で鑑賞しました。

濃厚な1日目を終え、予約していたレストランでの会食は話が弾み大いに盛り上がりました!


2日目
Minotti  /  https://minotti.jp/

重厚感と品格あふれるイタリアを代表するモダン家具ブランドのミノッティ。



多くのヨーロッパ家具メーカーが海外生産へシフトしていくなか、Minottiは「Made in Italy」を貫いています。創業者のアルベルト・ミノッティ自身が優れた家具職人であり、本社工場は、すべて特注によって家具が作られていた時代のDNAを受け継いでいます。ファブリックスや皮革はもちろん、サイズ、座り心地、素材の変更など、お客様の注文を受けてから1点1点制作するバイオーダーを今も続けるのは、豊かな空間づくりは、その場にフィットした家具をお届けする必要があるからです。高級ブランドのバッグと同等の皮革、ファブリックスを使い、卓越した職人の手によって縫製されたソファ、チェアは、金属、ガラス、天然石など本物の素材との組み合わせによって、家具というジャンルを超えた、ファッションやジュエリーに匹敵する空気感を漂わせます。
3,000万円台のソファの存在感はさすがでした。

JAPANTEX2023 
SDGsの観点からリサイクル素材を使った商品の紹介が多くみられました。
インテリアカラーは昨年に引き続きグレー系が人気のようです
カーテンや壁紙はウイリアムモリスの柄が多くみられ、なんとなく懐かしいような空間を感じました。




3日目

by interiors  /  https://www.interiors-inc.jp/
1日目のe interiorsがハイエンド向きなら、こちらのby interiorsはカジュアル雰囲気。
インでもアウトでも使用可能なキッチンはすっきりとシンプルながらも色々なカスタマイズが可能な商品で汎用性があり、県内の市場でも活かされそうだと感じました。

by interiorsは2011年、アルミのハニカム材を使用したTeeテーブルの発表からストーリーが始まります。
軽量で機能的、またシンプルで無駄のない洗練されたデザインのTeeテーブルは、ミニマルで革新的な商品開発の精神をby interiorsにもたらしました。
特にアルミのハニカム材、金属、石の加工を得意とし、高いクオリティを実現する技術から成るプロダクトは、住宅、オフィスなど、様々な用途に幅広く使用することのできるラインナップとなっています。
又、革新をテーマとした個性豊かなデザイナーたちとのコラボレーションによるオリジナリティ溢れるデザインは、空間を心地よく、より美しく構成します。
by interiorsは独自の美意識を持って選び抜いた素材、高いクオリティを実現する技術、既成概念にとらわれない革新的なデザインを編集し、タイムレス・ボーダーレスな価値観を世界へ発信し続けています。


tomita TOKYO  /  https://www.tominet.co.jp/
店内に入った瞬間、まるで美術館のような内装に魅了されました。
壁紙、ファブリック一枚一枚が想像を上回る繊細な完成度で、日本を代表する壁紙のブランドだと感じさせられました。
富田社長自ら私たちに歴史や自社製品への溢れる想いをご説明していただき、胸が熱くなりました。
また旅からインスピレーションを得てデザインに反映させているというクリエーションに感化しました。
とても美しい景色を見させていただきました。

株式会社トミタは、1923年東京・京橋に襖紙や掛け軸の表装に使用する布地を扱う企業として創業しました。「ひとりひとりのお客様に居心地の良い空間をご提供することのお役に立つ」という理念は創業当時から一貫しています。国産オリジナル壁紙、海外の壁紙・ファブリックス・家具など、世界の最上級で個性的な商品をお届けしています。日本の伝統素材や技術の継承にも情熱を注ぎ、海外にも日本の美を伝えられる商品を提案しています。





イタリアと日本のアーティザン達の匠な技術や伝統製法の継承をベースとしつつ、革新的な観点からもデザインや技法を絶え間なく探求している情熱と姿勢に感銘を受けた3日間でした。
さらに地球環境にも配慮したデザインを取り入れた会社の取り組みにも注目しつつ、重要な課題であり企業の進歩に繋がると感じました。

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